千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター企画 第1回
アイスキューブ・マスタークラス
IceCube Masterclass
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センターは、南極点で行われているニュートリノ観測実験「アイスキューブ」に参加しています。この度この実験の一部を体験できる「IceCube Masterclass(アイスキューブ・マスタークラス)」を高校生の方を対象に開催することになりました。
南極点にあるIceCubeニュートリノ観測所で検出された実際のデータを使って解析し、講義や解析の実習を通して高校生が宇宙物理学について学ぶことができるワークショップです。これまでアメリカやドイツなどの大学機関で毎年開催されてきました。今回初めて日本での開催となります。このクラスでは、高校2年生以降に学習する物理学の知識を使う箇所がありますが、常に教員や大学院生がサポートしますので、高1の生徒でも安心してチャレンジできます。
オンライン(メールまたはウェブ事前申し込み)
2021年5月30日(日) 10:00 ~ 17:00
宇宙や科学が好きな高校生 15 名(先着順)
今回は、Zoomによるオンライン開催になります。Zoomを使用できる環境(インターネット、パソコン、ウェブカメラ、マイクなど)のご用意をお願いいたします。PCは1名につき1台が望ましいです。解析の実習でマウス操作が必要になるため、スマートフォンやタブレットでのご参加はできません。
無料
たくさんのご応募ありがとうございました。定員をオーバーしましたので、締切ました
2021年5月14日(金) まで
※たくさんのご応募ありがとうございました。定員をオーバーしましたので、締切ました
10:00 - 10:05 | はじめに |
10:05 - 10:50 | 【アクティビティ1】ニュートリノで高エネルギー宇宙を探る 〜ニュートリノ天文学が成り立つまでの30年の紆余曲折 吉田 滋 (千葉大学教授・ICEHAPセンター長) |
11:00 - 11:30 | 【アクティビティ2】 千葉大学って、研究室ってどんなところ? ICEHAPニュートリノ天文学部門所属学生 |
11:30 - 12:00 | 【アクティビティ3】 南極点でニュートリノを捉えるアイスキューブとは 永井 遼 (千葉大学特任助教) |
12:00 - 13:00 | ランチタイム (各 自) |
13:00 - 16:30 | 【アクティビティ4】 IceCubeのデータを使って解析にチャレンジ 清水 信宏 (千葉大学助教) |
16:30 - 17:00 | さいごに |
吉田 滋(ICEHAPセンター長・千葉大学教授)
宇宙をニュートリノという素粒子を使う全く新しい手段で調べるという夢は50年以上に渡って科学者の間で語り継がれる夢の一つでした。その夢に魅せられて人生が決まってしまった物理学者の一人として、この夢がなぜ人々を捉えてきたのか、科学的な説明を交えつつ、その the long and winding road を語ります。
永井 遼(千葉大学特任助教)
南極点にある巨大なニュートリノ・宇宙線観測装置、アイスキューブが如何にしてニュートリノや宇宙線を観測しているのか、またその機械的な部分はどのように設計され、建設されてきたのかについてお話しします。午後の解析体験に役立つ知識を事前に共有します。
また、南極点という厳しい制約のなかで機能する革新的な装置を作るという、千葉大学で行われてきたアクティビティについても簡単に紹介します。
清水 信宏(千葉大学助教)
IceCube masterclassでは高校生のみなさんに、物理の解析を実際に体験してもらい、
実際の研究者が何を考え、何をやっているのか知ってもらいます。実際の物理解析は、
大量のデータを、系統的な方法で「サイエンティフィック」に行うという点でもっと複雑ですが、
今回体験してもらう内容はエッセンスの部分を含んでいます。一日、物理を楽しんでもらえればと思います。
ICEHAPニュートリノ天文学部門所属の大学生・大学院生
千葉大学のキャンパスライフや、授業や研究室での様子をご紹介します。
大学受験や進学などについて質問があったら、なんでも聞いてくださいね。
解析アクティビティでは、しっかりサポートします!
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター
masterclass-at-ML.chiba-u.jp までご連絡ください。(-at-を@に置き換えてください)