ICEHAPNEWS vol.6
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※開演時間やカフェタイムの会場が変更されました。ご注意ください。InformationNEW MEMBER!LEAFLETS最近の南極最近のセンター長Facebookやってます! 11月〜2月は南極では夏にあたり、この時期をねらって世界中の研究者たちが実験のために南極を訪れます。当センター所属の間瀬助教もその1人。1月初旬から2月の初めまで滞在し、ARAという実験で新型アンテナの現地テストをしてきました。夏季とは言え、南極点は氷や雪だらけの世界。毎日毎日アンテナを埋めるための穴掘りの日々だったそうです。 今回間瀬助教は、ニュージーランドへ行き、そこから南極の海岸沿いにあるマクマード基地へ飛び、そして最終目的地である南極点のアムンゼン・スコット基地に向かいました。ニュージーランドでは、もちろん出入国の手続きがあり税関を通りますが、南極はどの国にも属していないためパスポートにスタンプを押されることもなく、意外にあっさりした到着となるそうです。年始早々イスラエルにて学会。研究者には盆も正月も関係ありません。ICEHAPで起こった出来事や、研究に関するニュースなどを随時UPしています。ぜひ「いいね!」してくださいね!新しい仲間が加わりました!永井 遼 Ryo Nagai 2017年2月より特任助教としてICEHAPのメンバーになりました永井遼です。素粒子物理学の実験的研究がテーマで、これまでは加速器実験に参加していましたが、この度IceCube実験に参加することになりました。 以前はお茶の水女子大学のポスドクとしてLHC-ATLAS実験に参加していました。LHC加速器は世界最高エネルギーの陽子ビームを人工的に作り出す加速器で、ATLAS実験はビーム同士の衝突事象をくまなく観測することにより新物理事象を探索する実験です。かなり大規模な実験グループですが(共同著者約3000人)、そのなかで私は暗黒物質の有力な候補である超対称性粒子の探索の解析私たちの研究するニュートリノについて2種類の楽しいリーフレットをICEHAPのHPに掲載しています。ぜひご覧ください。0203宇宙から降り注ぐ謎の粒子ニュートリノの秘密を探る「にゅー」と「リノ」のニュートリノなある日の午前1時ICEHAP主催研究会公開講演会「Cosmic Café」3月26日(日)開催!第1部第2部【研究者から皆さんへ】【カフェタイム】研究者と宇宙や南極トークで盛り上がろう!最新の宇宙研究報告日時:2017年3月26日(日) 会場:千葉大学講演会:13:00開場 13:20開演 カフェタイム:15:00スタート 対象:どなたでも01参加無料(事前申込不要)千葉大学人文社会科学系総合研究棟2階マルチメディア会議室にて千葉大学 工学系総合研究棟1 6階ハドロン宇宙国際研究センター・ニュートリノ天文学部門オフィスにて南極特集です。今回は今年1月に新たな実験のため南極を訪れた当センター所属の間瀬助教が、その報告をします。また、センター長の吉田教授より物理学者にまつわる楽しい小噺も。今回は、千葉大の地元「西千葉」に縁のある方々にご協力をお願いし、美味しいお菓子とイベントをご用意して、皆様をお待ちしています。大人からこどもまで、皆様お誘いあわせの上、ハドロン宇宙国際研究センターの研究室へ遊びに来てね。グループに所属し、背景事象評価法の改善や、次世代実験で使用される検出器の、FPGAを用いた読み出し試験システムのファームウェア開発に取り組んできました。加速器実験からニュートリノ観測実験へと畑違いの分野ではありますが、宇宙の謎の解明という物理的な目的とともに、実際のデータを収集する実験的方法に多くの共通点があります。 今までの経験を生かして、今後はIceCube実験で予定されている次世代実験(Gen2)に使用される新型検出器の開発を中心に取り組んでいきたいと考えています。前回の号でもお伝えしましたが、今年もハドロン宇宙国際研究センター主催の「Cosmic Café(コズミックカフェ)」が開催されます!講演会の後には、「カフェタイム」。今回は趣向を変え、当ハドロン宇宙国際研究センターのニュートリノ天文学部門オフィスにご招待します。お茶を飲みながら研究者とおしゃべりしたり、楽しみながらニュートリノや物理学について学べる展示やイベントも行います。http://www.facebook.com/ICEHAP.Chiba.Univ最近のアイスキューブ 7月に韓国で開催される宇宙線国際会議(ICRC)に向けた、講演・ポスター発表の骨格作りで、てんやわんやの季節がやってきました。数えたらIceCube全体で58編もの論文発表の提案があります。うち千葉大グループからは4編です。 これを整理し、中身を精査して、ICRC組織委員会にアブストラクトを提出するという気の遠くなる作業の真っ只中。2年に一度のICRCラプソディーを迎える度に時間の流れの早さを実感します。International Center for Hadron Astrophysics, Graduate School of Science, Chiba University千葉大学大学院理学研究科附属 ハドロン宇宙国際研究センター〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33発行:2017年3月24日 / 発行人:吉田 滋・石原 安野 / 編集:高橋 恵(ICEHAP)・ 片岡 聡(Haruniresha.Inc)/ デザイン:荒木 未来 © ICEHAP. All Rights Reserved. 本誌掲載の写真・図版・記事等の無断複写・転載を禁じますicehap@ml.chiba-u.jpURL http://www.icehap.chiba-u.jpメールアドレスが変わりました!International Center for Hadron AstrophysicsMar. 2017 no. 6

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